HOME > 新橋しみづ
新橋駅前の雑踏とした雰囲気の通りから少し静かな路地へ入る。 店は1階にカウンター、2階に座敷。 どこか薩摩藩士・西郷隆盛(現存する像は想像で描写されている為あくまでもイメージだが)に似ている大将。 従業員は女性でも丸刈りといった徹底ぶり。 ただならぬ雰囲気を放っているのだがこちらが話しかけると大らかな笑顔で話をしてくれる。 とにかく細かなところまで大将の目が行き届いていると行った印象を強く受ける。 豪快な大きさに切られた蛸や烏賊。 その後は繊細なサヨリ。
鮨は赤酢のシャリにこだわった少し他の店とは異なる味わい。 確かに口に入れた瞬間、酢が先に来るがこれは酢好きにはたまらない。 途中に出てくる「甘いつめ」のものと調和して面白い。 すっぱさと甘さ、緩急のバランスが抜群によいのだろう。 鮨一つとっても日本には数多くの種類があることをあらためて思い知らされる。 極めつけはワイン。 このシャリにあうワインを十分に研究している。 そしてグラスの磨き上げ。 ワインを売りにしている店すら手を抜きたがる磨きを完璧にしているところは見ていて気持ちがよい。 これは面白い寿司屋を見つけた~。
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